平野美宇、五輪女王と大接戦も3-4惜敗 4回戦敗退で17年以来のメダルならず
「卓球・世界選手権」(26日、ヒューストン)
女子シングルス4回戦が行われ、東京五輪団体銀メダルの平野美宇(21)=日本生命=は、東京五輪金メダルで世界ランキング1位の陳夢(中国)と対戦。フルセットの末、3-4(10-12、15-13、11-8、8-11、7-11、13-11、5-11)で敗れた。
善戦したものの、世界ランク1位の牙城を崩すことはできず、17年大会以来のメダルはならなかった。平野は高速の攻撃卓球だけでなく、台上プレーも駆使して緩急を使いながら五輪女王に応戦した。
第1ゲームは6-8から4ポイント連取してゲームポイントを握ったが、ここから追いつかれジュースとされ、10-12で落とした。
第2ゲームは1-5から7ポイント連取。10-6とゲームポイントを握りながら4連続ポイントを許してジュースに。粘りに粘って15-13とし、タイに持ち込んだ。勢いに乗って第3ゲームも奪い逆転した。
だが、第4、第5ゲームを落として再逆転を許した。後がなくなった第6ゲームは9-10とマッチポイントを握られたが、これを凌いで、ジュースに持ち込む。13-11でものにし、再び3-3のタイとした。
最終ゲームは4-4から2ポイントを奪われて、追う展開に。5-6から5ポイント連続で奪われて力尽きた。