元小結の千代鳳が現役引退「佐ノ山」を襲名 千代丸と兄弟幕内で活躍

 「大相撲九州場所・14日目」(27日、福岡国際センター)

 日本相撲協会は27日、元小結で幕下12枚目の千代鳳(29)=九重=が現役を引退し、年寄「佐ノ山」を襲名したことを発表した。28日、リモートで引退会見を行う。

 千代鳳は鹿児島県志布志市出身。ご当所の九州場所が最後の土俵となった。

 幼少期から中学まで柔道に打ち込み、全国大会にも出場した。相撲も小学生時に経験。中学卒業後、兄の千代丸(現幕内)に続き、同じ九重部屋に入門。2008年夏場所、初土俵を踏んだ。

 得意は突き・押し。左膝前十字じん帯断裂の大けがを乗り越え、2012年春場所、19歳時に新十両昇進。2013年夏場所、新入幕を果たした。2014年春場所、千代丸が新入幕し、史上10組目(当時)の兄弟幕内力士の誕生となった。

 2014年夏場所、新小結に昇進した。その後は古傷の左足痛に耐えながらの土俵。2017年九州場所は「右肩脱臼、左膝前十字靱帯損傷」で全休。35場所維持した関取から陥落した。

 三段目まで降下も経験し、2020年初場所、13場所ぶりに十両復帰。だが今年名古屋場所で幕下に再び落ち、今場所は1勝6敗で終えていた。

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