森脇唯人が4連覇へ王手 ボクシング全日本選手権
「ボクシング・全日本選手権」(27日、墨田区総合体育館)
男子ミドル級準決勝で東京五輪代表の森脇唯人(25)=自衛隊=が、田中廉人(自衛隊)に5-0で判定勝ちし、4連覇がかかる28日の決勝へ進出した。準々決勝で「どこか自分を守ってしまう」とメンタル面を課題に挙げていた森脇だが、この日は「少しは(課題を)払しょくできたかな」と手応えを口にした。
同じ所属先の田中とは、今大会での対戦を見越して「一緒に練習しないようにしてきた」と対人練習を避け、練習時間をずらすこともあったという。手の内を知り合った相手に対して、強いリードパンチから左右のフック、アッパーなど好戦的なスタイルでポイントを稼いだ。
大会4連覇へ「意識していないが、(24年)パリ五輪、(来年の)アジア大会に出場して優勝するつもりで練習してきた。全日本で優勝してやっとスタートラインに立てる」と最低条件に掲げた。