イタリア挑戦の高橋藍「スパイクの決定率を追求したい」チーム選択には石川から助言も

 第3セット途中から出場した日体大の高橋藍=都内
サーブを打つ高橋藍
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 「バレーボール・全日本大学選手権」(1日、都内)

 男子2回戦が行われ、今大会初戦となった日体大は3-2(25-16、23-25、27-29、25-23、15-8)で慶大を下した。東京五輪代表で、今大会終了後にイタリア1部リーグのパドバに所属することが決まっている高橋藍(日体大)は第3セット途中から出場。最後は高橋のサービスエースで勝利を決め、「頭は冷静で、なおかつチームの士気を上げるためにできたプレーだった」と納得の表情を見せた。

 東京五輪では最年少ながら29年ぶりの8強入りに貢献。元々海外への挑戦を希望していたが、大舞台で日本代表のエース・石川祐希(ミラノ)と対角を組んだことも踏まえて「メダルに届かなかったのは自分がまだまだ世界に対する力を持っていないと感じていた。そこの悔しさと、世界にどんどん挑戦したい、経験を埋めたいというのが決め手となった」と気持ちが強くなったという。

 所属先を決めるにあたってはかつてパドバでプレーした石川から「若い選手が出てきて、イタリアで育って良いチームとしてトップチームにいく」と助言をもらったといい、高橋自身も「自分にとっても刺激、学ぶことが多い。成長できるいいチームなんじゃないかなと思った」。世界最高峰リーグで自身の武器とするレシーブ力をアピールしつつ「世界の高さに対するスキル、前衛でのスパイクの決定率を上げるところをどんどん追求していきたい」とさらなる成長を誓う。

 イタリアではプロ契約で今季終了までプレーするとし、日体大生としてはオンラインで授業を受ける。新型コロナウイルスの影響などで合流時期はまだ不透明だが「なるべく早く試合に出場してチームになじむことも大事ですしコミュニケーションもどんどん取っていきたい」。イタリア挑戦を前に、まずは大学日本一へ「日体大の全員バレーで粘って、優勝目指して頑張りたい」と拳を握った。

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