カーリングで２２年北京五輪出場を懸けた世界最終予選（１２月５日開幕、オランダ・レーワルデン）に出場する日本代表が１日、合宿を行うスイスから、オンラインで報道陣の取材に応じた。１８年平昌五輪で銅メダルを獲得したロコ・ソラーレのスキップの藤沢五月（３０）は、「スイスでいい調整をして、オランダに向けていけたら」と意気込んだ。

　北京五輪出場へ、藤沢は「皆さんの印象が強いのは平昌五輪だと思うんですけど、その時に比べたら実力も上がっている」と自信を見せた。五輪切符を獲得するのは、世界最終予選の上位３チーム。「私たちの高いパフォーマンスができるように、自分たちに集中していきたい」と力を込めた。

　欧州では新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染が拡大しており、大会開催地のオランダでも感染が確認されている。吉田知那美（３０）は「世界的にもパンデミックが起きていたり、想像がつかないことが起こったりと競技以外の部分でもしっかりと準備をしなければいけないこともある」と気を引き締める。新型コロナ禍での大一番へ、吉田知は「私たちロコ・ソラーレは、そういう状況であっても常に前向きな結論を出しながらこられたチーム。こういう時こそ、今すべきことに集中して、チームジャパンとして一丸となって戦えたら」と誓った。