カーリング中継 予定番組次々差し替え スポンサーにアダルト系企業 氷上にロゴ

 NHK・BS1によるカーリングの北京五輪世界最終予選の中継予定が次々に変更されている。

 5日の大会初日に、放送直前に日本-米国が別番組に差し替えられた。米国のカーリング連盟によると、「スポンサーの衝突」が理由としており、NHK公式サイトの番組表や、テレビに表示される電子番組表上で、5日深夜の「日本-韓国」もイチロー氏のMLBでの偉業を振り返る番組に変更されたことが確認されている。

 さらに、6日夕方の「日本-韓国」もイチロー氏のものと同様の「MLB歴代メジャーリーガーベストゲーム『歓声のホームイン 松井秀喜』」に差し替えられている。

 7日未明の午前3時から予定されていたエストニア戦も「北アルプス『北アルプス空中散歩』」に変更。同日午後8時30分からのニュージーランド戦も別番組になっている。

 (NHKの公式サイト上で番組変更を確認したのは5日午後8時20分時点)

 世界カーリング連盟はツイッターなどで「不幸な放送の問題のため」と説明。米国のカーリング連盟もツイッターで「予期せぬスポンサーの衝突があった」と、声明を発表。初戦終了後も世界連盟は「スポンサーの権利の問題が解決しなかった」とし、2戦目も中継できないことを発表した。

 オランダメディア「SPORTNIEUS.NL」によると、同大会のスポンサーにはアダルトグッズ制作の会社がついており、氷上などにスポンサーロゴが映っているという。

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