日体大・中村、初のアマ横綱に喜び「苦しんだ分の優勝なので」

 「全日本相撲選手権大会」(5日、両国国技館)

 決勝で中村泰輝(日体大3年)が神崎大河(近大4年)を寄り切って初のアマチュア横綱に輝いた。将来は角界入りを希望しており、大きな幕下付け出し資格も手にした。また2年連続高校横綱の落合哲也(鳥取城北高3年)が8強入りし高校生として初めて三段目付け出し資格を得た。

 中村は1年時、学生横綱タイトルを獲得したが昨年は絶不調。「どん底を味わった」と言う。1年前は1学年後輩の花田秀虎がアマ横綱。悔しさを味わい、稽古に打ち込んだ。「苦しんだ分の優勝なので。(胴上げも)気持ち良かった」と最高の復活劇となった。

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