スノーボード・岩渕が今季初V 迷うことなく難技に挑戦
「スノーボード・ビッグエアW杯」(4日、スティームボートスプリングズ)
決勝が行われ、女子は前回平昌五輪4位の岩渕麗楽(19)=バートン=が合計178・25点で制し、今季初優勝した。この種目では2季ぶりで、スロープスタイルと合わせW杯通算7勝目を挙げた。開幕戦を制した村瀬心椛(17)=ムラサキスポーツ=は7位。種目別は岩渕と村瀬心が2位に並んだ。男子は16歳の荻原大翔(尾瀬スノースポーツク)が7位、大塚健(バートン)が9位だった。
リスクを回避し、1回転少ない技でも十分に優勝できた3回目。岩渕は迷うことなく、難度の高い「バックサイド1260」に挑戦した。見事着地を決めて圧勝し「誰かの滑りによって自分の滑りを変えるよりも、自分が1260を立てないと勝てないと追い込んでいた」と納得の口ぶりだった。「五輪でメダルを取るためには、もう一つ上の技が確実に必要になる」と慢心はなく、さらなる進化を目指す。