NHKカーリング中継中止に日本協会「非常に残念」「今後の様子を見守るしかない」
カーリングで22年北京五輪出場権をかけた世界最終予選のNHK・BS1での試合中継が中止された問題について、同局は6日、「会場内の企業広告に確認が必要なものがあるため」と説明した。
確認の対象になった企業広告は、オランダ国内の企業。主に成人向け商品などを販売していることから、NHKの放送ガイドラインに定められた「品位と節度を心がける」ことや「青少年に及ぼす影響について慎重な配慮が求められる」に抵触する恐れがあり、生放送が見送られたという。
世界カーリング連盟(WCF)は、中継が中止になった理由をツイッターなどで「不幸な放送の問題のため」と説明している。日本カーリング協会事務局の関係者は、「非常に残念。正式な情報は世界連盟から発表されていること以外には入ってない。今後の様子を見守るしかない」と困惑気味に話した。
NHKは5日と6日に予定していた、3試合の試合中継の中止を決定。その後の放送も未定だという。NHKは「今後の放送については改めてお知らせします」と説明した。