F1 フェルスタッペン2位 ハミルトンと並び最終戦へ
「F1サウジアラビアGP・決勝」(5日、ジェッダ・ストリート・サーキット)
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が2位となった。メルセデスのルイス・ハミルトン(英国)が3連勝で今季8勝目、通算103勝目を挙げた。
この2人がドライバー部門で369・5点の同点となり、最終戦アブダビGP(12日決勝)を迎える。製造者部門はメルセデスが2位レッドブル・ホンダとの差を28点に広げた。
アルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリー(フランス)が6位、角田裕毅が14位。レッドブル・ホンダのセルヒオ・ペレス(メキシコ)はリタイアした。
8点リードでサウジアラビアに乗り込んだフェルスタッペンがハミルトンに並ばれた。初の王座を目指す24歳は「完璧なペースではなかった」と振り返った。クラッシュによる中断が2度の荒れたレースで、つばぜり合いは熾烈(しれつ)を極めた。トップを走行中の37周目、フェルスタッペンは第1コーナーでコース外に出てハミルトンの追い抜きを阻止。その後、罰則を見込んでポジションを譲るために減速したところで接触。後味の悪い展開にも「仕方がないこと。少なくともコース上では全力を尽くした」とさばさばと話した。