“二刀流”平野歩夢、大谷に共鳴 悲願金へ進化「どこまでいけるか」
スノーボード男子ハーフパイプ(HP)五輪2大会連続銀メダリストで、夏季の東京五輪にもスケートボードで出場した平野歩夢(23)=TOKIOインカラミ=が6日、W杯開幕戦(9日開幕、米カッパーマウンテン)を前に取材に応じた。
半年間で夏冬2度の五輪に挑むという前代未聞の挑戦へ「今の自分のレベルを大会でみせられることが楽しみ」と、手応えをにじませた。男子HPのレベルは急激に上がってきており、北京では縦3回転、横4回転するトリプルコーク1440が必須の技に。平野自身も欧州合宿で成功させた。同じく代表に名を連ねる弟の海祝は「最初は(スケートボードと)ギャップがあったが、あっという間に感覚が戻ってる。戻ってるというより進化してる」と証言した。
大リーグの大谷翔平のごとく、“二刀流”で世界に挑む23歳。大谷の印象について「挑戦という意味では共有できる。そういう新しい貫き方が出てきている」と語り、悲願の金メダルの期待が懸かる北京に向け「どこまでいけるのか」と、真っ直ぐな瞳で見据えた。