東京五輪組織委 IOCに最終報告 コーツ氏から評価「東京でなければ困難だった」
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東京五輪・パラリンピック組織委員会は8日、国際オリンピック委員会(IOC)の理事会にオンラインで参加した。プレゼンテーション終了後、武藤敏郎事務総長が都内で取材に応じ「東京2020組織委からは(IOCに)最後の報告となった。全体の総括報告を行い、競技、会場、コロナ対策など網羅的にお話しした」と説明した。来年3月に公式報告書を提出する。
出席した橋本聖子会長からは大会開催の意義などについて改めて報告し、武藤氏は全体的な大会総括について話した。武藤氏によれば冒頭、IOCのコーツ副会長から「日本側がIOC側と強固な協力関係を築いたのが成功の要因。(コロナ禍で)1年延期という重要な決定をしたが、その決断、その後の準備など、東京でなければ困難だったのではないか。結果的に東京は安全な大会をデリバリーできた、レガシーとして残るだろう」などと評価されたという。
また、最終的な大会経費についてはまだ算出中で、収支は未定。