IOCバッハ会長 中国テニス・彭帥さんへの脅迫否定 プロパガンダ加担に反論
国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は8日、中国の元副首相に性的関係を迫られたと告白した同国の女子テニス選手、彭帥さんの安否が懸念される問題で、女子テニス協会(WTA)が指摘している中国当局による強制や脅迫の可能性を否定した。11月のビデオ通話で「われわれ(出席者)全員の印象は同じで、彼女が抑圧されているようには見えなかった」と述べた。
バッハ氏はIOC理事会後の記者会見で、中国政府のプロパガンダに加担しているとの批判に「明らかに違う」と反論。「疑うのは簡単だが、われわれは彭帥さんとの関係(構築)に集中している。引き続き連絡を取り、支援する」と語った。一連の問題を巡ってWTAは中国での大会開催見送りを発表している。