IOCバッハ会長 女子テニス彭帥と面識なかった「自分の人生語る様子から明白」
中国の元副首相に性的関係を迫られたと告白した同国の女子テニス選手、彭帥の安否が懸念される問題で、IOCのバッハ会長は9日、11月にテレビ電話で無事を確認したとしている同選手と面識がなかったことを明らかにした。
画面越しの人物が彭以外である可能性については「一度も会ったことはないが(同席者を含む)誰一人として疑うことはなかった。彼女が自分の人生について語る様子からも明白だった」と否定。「この問題のあらゆる面で中国側と協議していることも断言しておく」と述べ、中国側の関与も本人だと特定する根拠に挙げた。
彭が安全であれば、IOCの支援は不要ではないかと問われると「彼女は非常に不安定な状況にあるからだ。彼女の主張を知り、そのような状況に直面する人の気持ちになって考えると、放ってはおけない」と反論した。