小平奈緒は2位「自分の滑りをつかみ取れそうな感じ」今季初36秒台に好感触 W杯女子500m
「スピードスケート・W杯第4戦」(10日、カルガリー)
女子500メートルは、小平奈緒(35)=相沢病院=が今季初の36秒台となる36秒81で2位に入った。3レースぶりに表彰台に立った。
最初の100メートルは10秒50の全体11位と出遅れたが、伸びのあるスケーティングで加速。最後の直線で同走選手をかわした。後半400メートルのラップは全体2位。レース後は小さく拳を握るシーンもあった。
「出だしの200メートルまでは、何か確かめながら滑る感じになってしまったけど、その後の300メートルはいつもの自分の滑りをつかみ取れそうな感じでゴールできた。収穫があった」と小平。後半300メートルの滑りで得た好感触は「スケーティングが本来の所に戻るキーになるポイント」という。「3年間くらい自分の体が硬直していた部分が解放されて、それをアジャストしていく作業を今粛々と積み上げている段階」と前向きに受け止めた。