笹岡建介がV2 パリ五輪へ圧巻の再起戦 米国武者修行「成果が出た」

 「スケートボード・日本選手権」(12日、ムラサキパークかさま)

 パーク決勝が行われ、男子は18年アジア大会王者の笹岡建介(22)=MKグループ=が70・73点をマークして、2大会ぶり2度目の優勝を果たした。2位には12歳の猪又湊哉が入り、14歳の徳田凱が3位。女子は中学1年の草木ひなの(13)が初制覇し、2位は小川希花(20)、3位には小学5年の長谷川瑞穂(11)が入った。

 第一人者の笹岡が他を寄せ付けない圧巻の滑りで、パリ五輪に向けた再起戦を飾った。1本目でトップに立つと、2本目もさらに伸ばして王座奪回。「緊張したが、だんだん調子を上げられた」と汗を拭った。

 東京五輪を目指したが、冬夏出場を果たした平野歩夢に一歩及ばず切符を逃した。「悔しかったが、選考会はスキルアップになった」と糧になった様子。また、同学年の平野とはスケボーを通して急接近し「彼は本番に強い、すごいなと実感した」と刺激を受けた。

 9月以降は単身で米国に乗り込み武者修行。「メーク(成功)率が上がった。成果が出たと思う」と実感を込め、来年も渡米を計画しているという。今夏、4種目中で唯一日本勢が表彰台に立てなかったパーク男子で飛躍を誓う。

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