フィギュアペア・りくりゅう組 北京五輪代表“1号”に 実績を考慮しての選出

 日本スケート連盟は15日、理事会を開催し、来年2月の北京五輪代表内定選手7人が決まったと発表した。日本選手では内定“1号”となる。新型コロナウイルス「オミクロン株」の世界的な感染拡大による渡航制限などを受け、フィギュアスケートでは選考基準を修正。ペアの“りくりゅう”こと三浦璃来(19)、木原龍一(29)組(木下グループ)が内定した。参加必須の全日本選手権は出場しないが、これまでの実績を考慮しての選出。なお2人は世界選手権(3月、モンペリエ)の代表にも内定した。

 飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進する“りくりゅう”こと三浦、木原組が、北京五輪代表“1号”に内定した。連盟はオミクロン株の水際対策強化の影響で選考基準を修正。「新型コロナウイルス感染症による体調不良、感染拡大防止のための出場辞退等に対する対応」を追記した。2人は今季の実績などから“オミクロン株特例”での代表入りを果たした。

 2人は練習拠点をカナダ・トロントに置くため、伊東秀仁フィギュア委員長(60)は「全日本に出てきたとしても、その後カナダへ入ることができなくなる可能性が非常に高いことも考慮した。過去、今季の成績を踏まえて内定することにした」と説明。従来必須としてきた全日本選手権に出場せず、本番までの調整に専念する。

 加えて「五輪において団体戦のメダルを獲得するには、ペアの成績が非常に重要。しっかり五輪まで練習していただきたい」と伊東委員長。初の団体メダル獲得へ。今季GPシリーズ・スケートアメリカ2位、NHK杯3位でGPファイナル進出を決めるなど成長著しい2人の、さらなる伸びしろに期待を寄せた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス