カーリング最後1枠は韓国 ラトビアとの決戦制す“メガネ先輩”ホッ「少しナーバスに」

 「カーリング・北京五輪世界最終予選」(18日、オランダ・レーワルデン)

 女子プレーオフ最終戦が行われ、1次リーグ2位通過で18年平昌五輪銀メダルの韓国は、同4位通過で、世界ランク14位のラトビアを8-5で下し、北京五輪出場権の最後の1枠に滑り込んだ。世界ランク3位の韓国は、前日のプレーオフ初戦で日本の平昌五輪銅メダルチーム、ロコ・ソラーレに5-8で敗れ、最終戦に回ったが、最後は底力をみせた。

 第2エンド(E)に有利な後攻で3点を獲得した韓国は、スキップの“メガネ先輩”こと金恩貞を筆頭に4人が安定したショットを繰り出し、主導権を握った。第7Eにラトビアに2点を奪われ、5-4の1点差に迫られたが、続く第8Eに2点を奪い返し、そのまま逃げ切った。世界カーリング連盟によると、金恩貞は試合後「第2Eの3点で楽になりましたが、ラトビアはいいチームでした。少しナーバスになりましたけど、うまくいきました」と、胸をなで下ろした。五輪に向けては「前回の五輪でも、銀メダルが取れるとは思ってなかったけど、獲得できました。今回も同じです。メダルは考えず、チームのやるべきことに集中します」と、語った。

 金恩貞は平昌五輪後の18年に結婚、19年に第一子となる長男を出産し、競技に復帰。チームとしては平昌五輪後、指導者のパワハラを告発。一時は所属先も失うなど様々な経験や紆余曲折を越えて、再び五輪への道を切り開いた。

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