高梨沙羅 2戦連続4位「悔しい、残念」も手応え 五輪へ「修正していけたらいい」

 「ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯」(17日、ラムソー)

 高梨沙羅(25)=クラレ=が90・5メートル、88メートルの合計251・3点で11日の第6戦に続いて4位となった。マリタ・クラマー(オーストリア)が261・0点で今季5勝目、通算13勝目を挙げた。勢藤優花(北海道ハイテクAC)は10位、岩渕香里(北野建設)は28位、伊藤有希(土屋ホーム)は38位だった。

 手応えがある分、表情は複雑そうだった。高梨は2戦連続の4位。「なかなか結果に結びつかない。すごく悔しいというか、残念という気持ち」と口にする一方、飛距離に換算した3位との差は1メートルで「戦えている感じはする。ちょっとずつではあるが、前進している」と前向きにも捉えた。

 開幕直後は助走姿勢などに迷いもあったが、今は「コーチと話をしても、特に悪いところはない」と歯車がかみ合い始めた。しかし北京五輪での金メダル獲得には、さらなる上積みが必要なのも事実。「あらを探せば見つかると思う。修正していけたらいい」と愚直に栄冠への道を模索する。

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