「レスリング・全日本選手権」(18日、駒沢体育館)
男子グレコローマン63キロ級は、長野五輪スピードスケート金メダルの清水宏保氏のおいで世界選手権銅メダルの清水賢亮(22)=拓大=が2連覇した。
清水が連覇で真価を示した。決勝は前半リードを許したが、終盤にグラウンドで腹ばいの相手を抱え、持ち上げて投げる豪快なリフト技で逆転。「対策されながらもしっかり投げ切ることができた」とうなずいた。21年初の世界選手権でメダルを獲得するなど飛躍。競技は違えど偉大な叔父を持つ逸材は、22年五輪階級67キロ級に挑戦する意向を明かし「体をつくって勝負する」と宣言した。