法大42点以上奪取で甲子園ボウル15年ぶりVだ 3連覇中の関学大撃破へ「自信あります」
19日に行われるアメリカンフットボール全日本大学選手権、第76回甲子園ボウルで2006年以来、15年ぶり6度目の優勝(引き分けを含む)を目指す東日本代表の法大が18日、甲子園球場で練習した。12年以来9年ぶり18度目の出場で、相手は3連覇中の関学大。東日本勢は最近10年間で1勝9敗と分が悪いが、QBの平井将貴(3年)は42得点以上して点の取り合いを制すると宣言した。
アウェーの壁を打ち破るために攻撃で圧倒する。司令塔のQB平井は「最低ラインとして42点は取りたい。それくらいやらないと勝てない。絶対に取るつもりで準備してきたので、自信はあります」と力強く言い切った。
関東・東日本勢は05、06年に法大が2連覇して以降、17年に日大が勝っただけ。西高東低の状況だが有沢玄ヘッドコーチは「選手自体のレベルは、どうにもこうにもならないくらいの差はない」と悲観していない。
平井自身は強肩俊足タイプのQBではないが「ゲームを作ることに関しては自信を持っている」。エースRB星野凌太朗(3年)、WR小山昭瑛(4年)ら、バックフィールドの多彩な能力を生かして試合を支配。秋のリーグ初戦では35-28で日大との点の取り合いを制し、波に乗った。
加えて「ロングパスは練習でも精度が上がってきている。甲子園ボウルで力を発揮できるように」と平井。寒波に襲われた日本列島の気圧配置とは逆に甲子園だけは東高西低にしてみせる。