小林陵侑は連勝ならず 最長不倒飛ぶも僅差で2位
「ノルディックスキー・ジャンプ男子W杯」(18日、エンゲルベルク)
2連勝を狙った小林陵侑(土屋ホーム)は合計286・6点の2位だった。1回目は137・5メートルの4位で、2回目に最長不倒の140・5メートルを飛んだが、僅差で優勝を逃した。カール・ガイガー(ドイツ)が287・4点で今季2勝目、通算11勝目を挙げた。
紙一重の勝負に屈して小林陵が優勝を逃した。1位ガイガーを飛距離では2回とも0・5メートルずつ上回りながら、最初の飛躍は着地でテレマーク姿勢を決められず、その後にバランスも大きく崩した。2回目にヒルサイズを0・5メートル越える最長不倒を見せたが、飛距離換算で0・5メートルに満たない0・8点差という小差で敗れた。飛躍自体のいいイメージは維持できているようで「2回目は良かった。面白かった」と表情に暗さはなかった。