ショートトラック五輪代表に小池克典が選出“末っ子ジャパン”チームテーマは「飛躍」
「ショートトラック・全日本選手権」(19日、丸善インテック大阪プールアイススケート場)
22年北京五輪代表に男子の小池克典(20)、女子の神長汐音(22)=ともに全日空商事=が新たに選ばれた。男子3人、女子2人は既に内定。今大会を含めた総合的な判断で、小池は初、神長は18年平昌五輪に続く2度目の五輪切符をつかんだ。大会は1000メートルと3000メートルの2種目が行われ、男子は岩佐暖(きらぼし銀行)、女子は山名里奈(山梨学院大)が総合優勝した。
98年長野五輪以来24年ぶりのショートトラック勢メダル獲得へ。男子は4人中3人が初五輪とフレッシュな顔ぶれがそろった。
1枠に滑り込んだ小池は「うれしいけれど、さらにレベルアップしないと」。競泳の平泳ぎ2大会連続2冠の北島康介氏に憧れて五輪を目指したといい「金メダルがかっこいいなと。僕もそうなれたら」と力を込めた。
チャンスが大きいのが4人で臨むリレー。チーム最年長の菊池耕は「みんな末っ子で甘え上手なのかな」と意外な共通点を挙げた。吉永は兄、宮田と小池は2人の姉、菊池耕は兄と姉がいるという。
ショートトラックのリレーはバトンパスではなくタッチ。腰を手で押すのが一般的だ。最年少の宮田は「僕以外はみんな軽くて、プッシュが飛びそう」と笑い、チームテーマに「飛躍」を掲げた。
2大会連続出場のエース吉永は「和気あいあいとしているのはよさ」と信頼関係を強調。“末っ子ジャパン”が世界の舞台で大きく飛躍する。