高橋「緊張感が高かった」4・81点差2位発進、引っかかり転倒、村元「これも経験」

 リズムダンス村元哉中、高橋大輔組(撮影・堀内翔)
 リズムダンスの村元哉中、高橋大輔組(撮影・堀内翔)
 リズムダンス転倒して起き上がる村元哉中、高橋大輔組(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日、さいたまスーパーアリーナ)

 アイスダンスのリズムダンス(RD)が行われ、2位スタートとなった村元哉中、高橋大輔組が取材に応じた。途中、転倒があったことを「練習でもしたことないミスが出てしまって、ただ悔しい」と振り返りつつ、トップの小松原美里、尊組と4・81点差で挑むフリーダンスへの思いを語った。

 転倒について高橋は、「引っかかったのが原因。行く方法が違ってしまって引っかかってしまった」とした。北京五輪の代表をかけた日本選手権の一戦。シングルでは何度も経験している舞台でも高橋は「僕は緊張感が高かった。もちろん北京は頭のどこかにあったし、今季2戦をいい形で終えてそれ以上のものとか全日本でいい成績を残したいとかいろんなことが重なった。朝から落ち着いてはいたが、5分間練習でばたついた印象で緊張しているのかな」と吐露した。

 トップとは4・81点差だが、村元は、「あまり何点差とか考えず自分たちの演技をすることに集中すれば結果は出ると思う」。高橋も「やるべきことをやるしかない」と自身の演技に集中している。

 高橋は“選考会”での、シングルとアイスダンスとの違いについて、「ちょっとやっぱり違うのかな」と語る。「2人で重圧を分かち合えるというか、お互いが1人で背負うというよりお互いが波長を合わせて成果を出さないといいものができないというのがあるので、お互いを感じつつ重圧を感じているので、今までと違うところがある」と、表現した。

 村元も、「悔しいのひと言。普段しないミスだったので動揺したのと、引きずって後半落ち着くまで時間がかかった。これも経験の一つ。よくはないが、いい方向に切り替えていけたら」と悔しさを隠さなかったが、前向きに語り、「1日あくので気持ちを切り替える時間があるので」と巻き返しを誓った。

 こちらも選考会独特の雰囲気を、あらためて実感したようで、「比較的落ち着いていたが、全日本選手権は言葉にしにくい雰囲気があるけど、たぶん緊張していたのかも」と語った。

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