“大混戦の女子”SPトップ坂本から6位まで約7点差 樋口2位、3位に3A成功の河辺
「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日、さいたまスーパーアリーナ)
女子ショートプログラム(SP)は、平昌五輪に続く代表入りを目指す坂本花織(21)=シスメックス=が79・23点で、SPトップに立った。
紀平梨花の欠場で、混戦が予想された中、上位陣の点差はごくわずかだった。
(1)坂本花織 79・23
(2)樋口新葉 74・66
(3)河辺愛菜 74・27
(4)宮原知子 73・76
(5)三原舞依 73・66
(6)松生理乃 72・31
トップの坂本から6位の松生までの差は6・92点となっている。また、3位の河辺から6位の松生までは1・96点と極めてわずかな差になっている。
上位選手には大きなミスは見られず、一つの失敗が順位を大きく左右する展開になっている。
その中で坂本は、持ち前の高さと飛距離のあるジャンプをまとめた。得点を確認するとキスアンドクライで「うおぉ」と雄たけびにも似た声がマスク越しに漏れた。
2位の樋口は冒頭はダブルアクセルに難易度を抑えて1・23点の加点を得た。その後もミスなく演技をまとめた。
3位の河辺は冒頭のトリプルアクセルを0・91点の加点を得る形で成功。スピン、ステップで最高評価のレベル4を獲得した。