神戸大の壷井達也が3年ぶり全日本「確実に世界ジュニアへ行きたい」

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(24日、さいたまスーパーアリーナ)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、18年全日本ジュニア王者の壺井達也(19)=神戸大=は、77・31点だった。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、3回転フリップ、ルッツ-トーループの連続3回転を大きなミスなく着氷した。

 2年前に大会直前のケガで欠場するなどして3年ぶりの全日本選手権の舞台で、「皆さんの前で演技ができてとても楽しかった」と笑顔。当初はSPから4回転サルコーを入れる意向だったが、世界ジュニア選手権(来年3月、ブルガリア)への選考がかかる大一番で「確実に世界ジュニアに行きたいと思っている。SPで出遅れたくないので4回転を回避した」と安定した演技を目指した。

 出身の愛知県から今春、難関の神戸大へ入学。独り暮らしで練習と大学の授業を往復する毎日を送っている。「シニアの五輪選考会で争っている選手がどういうふうに練習しているのか。公式練習で見学して、羽生選手ら多くのトップ選手から学びたい」と演技以外でも多くの糧を得るつもりだ。

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