ワリエワまた“世界最高”SP90・38点で首位 し烈露選考 トゥクタミ7位出遅れ

エリザベータ・トゥクタミシェワ
カミラ・ワリエワ
2枚

 「フィギュアスケート ロシア選手権」(24日、サンクトペテルブルク)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、今季シニアデビューの驚異の15歳、カミラ・ワリエワ(15)が国内大会のため非公認ながら自身の世界歴代最高の87・42点を上回る90・38点で首位発進を決めた。大会3連覇中のアンナ・シェルバコワ(17)が81・46点で2位。五輪代表争いではアレクサンドラ・トルソワ(17)が74・21点で5位、元世界女王のエリザベータ・トゥクタミシェワ(25)が71・28点で7位と出遅れた。

 “絶望”の異名を誇る北京五輪金メダル最有力候補が超ハイレベルなフィギュア王国の国内選考会でも頭一つ抜けた存在感を示した。冒頭のトリプルアクセルを、出来栄え点(GOE)で3・20点の加点を得る内容で成功すると、すべてのジャンプが完ぺきな出来。スピン、ステップでも大幅な加点を引き出す圧倒的な演技をみせた。

 ロシアの北京五輪代表は今大会と来年1月の欧州選手権(タリン)で選考される。対象となるシニア選手では、シェルバコワが安定した演技で2位につけたが、有力候補とみられていたトルソワ、トゥクタミシェワがトリプルアクセルで転倒し、まさかの出遅れとなった。

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