水谷隼&伊藤美誠、凱旋報告会に3000人「金メダルは奇跡、今でも信じられない」

地元磐田市で東京五輪金メダルの凱旋報告会を行った伊藤美誠(左)と水谷隼
地元磐田市で東京五輪金メダルの凱旋報告会を行った伊藤美誠(左)と水谷隼
地元磐田市で東京五輪金メダルの凱旋報告会を行った伊藤美誠(左)と水谷隼
3枚

 東京五輪卓球混合ダブルス金メダリストの水谷隼(32)と伊藤美誠(21)=スターツ=が26日、2人の地元である静岡県磐田市のヤマハスタジアムで凱旋(がいせん)報告会を行った。寒波の影響で雪がちらつく中、地元民3000人が来場。水谷は「たくさんの方に集まっていただいてうれしい。金メダルを獲って本当に良かった」と実感を込め、伊藤も「寒い中でも温かい気持ちで迎えてくれて、大好きな場所で報告会ができて良かった」と感慨深げだった。

 五輪が終わって以降、久々に会ったという2人。東京五輪では幼少期からの顔見知り同士でペアを組み、苦境も乗り越えながら日本卓球史上初の金メダルを獲得した。伊藤は「水谷選手と組めること自体が奇跡で、金メダルを獲れたのも奇跡だと思う。水谷選手とだから中国選手にも勝てた。今でも信じられない思いがある」と改めて偉業をかみしめた。

 ただ、水谷は2人の仲について聞かれると「関係性はあまり良くないですね」と不敵な笑み。金メダル獲得直後、自身から抱き合おうとしたものの伊藤に嫌がられるシーンが話題となったが、「残念ながら拒否されて、プライベートでも(微妙な距離が)続いている」と告白し、笑いを誘った。

 それを聞いた伊藤は「12歳差(の影響)ももちろんあるが、私は(混合ダブルス決勝の)次の日にはシングルスもあったので100%喜べたわけではないのもあった」と“弁解”しつつ、「五輪後も変わらず(競技者として)信頼関係はあるが、そこまで私生活では関わってないかも」と同調。それでも水谷は食い下がり「僕はこれからもいい関係を築きたい」とラブコールを送った。

 報告会では磐田市から市民名誉賞が贈呈されたほか、地元の農産物や名産のしらす5キロが贈られ、子供たちの太鼓演奏も行われるなどアットホームな雰囲気で進行。最後は2人が金メダルを持ってスタジアムを1周し、スタンドに手を振った。その途中では知り合いを見つけて指を差して笑ったり、スマートフォンでセルフィー(自撮り写真)を撮るなどリラックスした様子だった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス