伊藤美誠 水谷隼の出演TV番組は「チャンネル変える」久々2ショットで“爆笑”会見
東京五輪卓球混合ダブルス金メダリストの水谷隼(32)と伊藤美誠(21)=スターツ=が26日、2人の地元である静岡県磐田市で凱旋(がいせん)報告会を行った。五輪が終わって以降、久々に会った同郷の2人。記者会見では軽妙な掛け合いで爆笑を誘った。
久々に会った水谷は髪の毛を伸ばしており、伊藤は「キモい」と第一声を発したというが、旧交を温める“あいさつ”みたいなもの。一方の水谷は自身が現役を退いただけに「来年は一緒に(公の場に)出ることがないので」と、五輪イヤー最後のチャンスとばかりに事あるごとに2人で写真を撮っていたといい、伊藤は苦笑いしながら「写真撮ろう、写真撮ろうとベタベタしてくる。(水谷が言うように)来年はたぶん会わないと思います」と同調した。
現在はタレントとしてフル回転の元相棒について、伊藤は「テレビにもたくさ出て、すごく頑張っている」とねぎらいつつも「出ることを知らずに(テレビを)見ていて、水谷選手が出るとなったらチャンネルを変える。1時間も見ていられなくて(笑)」と告白。すかさず水谷が「見ろよ!オレは(伊藤が出場していた)世界選手権を応援してたよ」とつっこむと、「スポーツをやっている姿は見ていられるけど、しゃべってる姿は見慣れてないので(反射的に)拒否しちゃうのかも」と笑った。
飾らないやりとりも卓球を通して通じ合っているからこそ。伊藤は「水谷選手と組めること自体が奇跡で、金メダルを獲れたのも奇跡。水谷選手とだから中国選手にも勝てた。今でも信じられない思いがある」と改めてかみしめ、「(今後は)違う道だけど一緒に頑張っていければいい」。水谷も日本女子のエースに対し「いちファンとして期待するところは世界卓球や五輪でのシングルスの金メダル。できる存在だと思っているし、彼女も本気で目指しているので応援している」とエールを送った。