宇野昌磨 6分間で負傷も「失敗していい理由ではない」今回構成はベース、さらに上狙う

フリー演技を終えた宇野昌磨(撮影・堀内翔)
演技する宇野昌磨
 優勝した羽生結弦。左は宇野昌磨、右は鍵山優真(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(26日、さいたまスーパーアリーナ)

 男子シングルで2位に入った宇野昌磨が、大会を振り返った。「頑張ったと思います」と演技を振り返ったが、直前の6分間練習で足首をひねっていたことを明かした。

 4回転ジャンプを5本予定する極めて高い難易度の構成だったが、転倒をしても演じ切った。演技を「頑張ったと思います。思っていたより自分のジャンプの状態が戻り切らなかった。どうなるかなと、1個失敗したら流れるように失敗しそうだなという気持ちはあった。それでも1週間前まで練習してきた自分がちゃんとそこにあったからこそ、あれだけの失敗で抑えられたのかなと思います」と自己評価した。

 ただ、「決して僕の構成は挑戦なんかではなく、これが僕にとってのベースではある。そして、多分、皆さん僕の挑戦よりも羽生選手の挑戦の方が期待されてると思うんで、自分の挑戦には何も感じてません」と、冷静に自分を見つめている。「僕が今大会で必要だと思ったのは、もちろん、この構成をベースに、羽生選手や(鍵山)優真くんのように、GOEでプラスがもらえるジャンプを跳ばなければいけない」と、ジャンプへの入り、着氷、またその他の要素全てにおいて、「自分の武器となるものはあまり強く持ってないかなと思う。そういったものを表現力、スケーティングの面で何か見付けなければいけないなと今大会、感じました」と実感した。

 演技前のアクシデントについては、「6分間の最後のループでちょっと足をひねっていたみたいで、再び自分の名前がコールされる前に氷上に乗った時にちょっと痛みがあったので、どうなるかなって、それはステファンコーチに言ったんですけど、大丈夫と言われて」と振り返った。「僕も別に痛いからといって、そこで何かが変わるわけではなく、やめていい理由、失敗していい理由にもなるわけではない。どうしたら跳べるかなということだけを考えて、足が痛いなら、今まで足が痛い時も練習してきたことがあったので、どうやってその日を乗り切ったかを色々考えて、すごく冷静にフリープログラムを滑っていたかな」と、語った。

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