駒大・田沢廉“花の2区”区間賞「強くなったなと」ビンセント・イエゴンを破る

 2区 駒大・田沢廉が3区安原太陽にたすきをつなぐ(撮影・堀内翔)
 走り終えた駒大・田沢廉の足から流血(撮影・堀内翔)
 走り終えてポーズを決める駒大・田沢廉(撮影・堀内翔)
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 「箱根駅伝・往路」(2日、大手町~神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場)

 駒大の田沢廉(3年)がエースが集う“花の2区”で1時間6分13秒(速報値)で区間賞を獲得した。区間記録を持つ東京国際大のビンセント・イエゴン(3年)に、駅伝で“初黒星”をつける力走。大学長距離界のエースとして、面目躍如の走りだった。

 日本テレビによるインタビューに、「去年はずっといっぱいいっぱいの走りをしていたんですけど、今年はラスト1キロ、本当にきつかったなと思っていて。きつかったはきつかったんですけど、1年振り返って強くなったなと感じました」と成長を口にした。

 留学生も5人が走る中での区間賞。「日本人の選手もトップクラスの選手がいっぱい2区に集まってるということで、自分自身もその中で区間賞をとりたいという思いがあったので、とれてよかったなと思っています」と語った。

 駒大では、熱烈なゲキで知られる大八木監督が大学時代に獲得して以来となる2区区間賞となった。「監督も走る前に2区区間賞とったんだぞと話していたので、それ以来と言われて、本当、うれしかったです」と笑顔を見せていた。

 田沢のタイムは2区歴代4位で、日本人に限ると2位。

 【2区の上位選手タイム】※総合順位ではない

(1)田沢廉(駒大)1時間6分13秒

(2)ビンセント・ライモイ(国士舘大)1時間6分41秒

(2)ムルワ・フィリップ(創価大)1時間6分41秒

(4)オニエゴ・ポール(山梨学院大)1時間6分49秒

(5)ビンセント・イエゴン(東京国際大)1時間7分2秒

(5)松山和希(東洋大)1時間7分2秒

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