これがメイジのメンタル「準決勝はこうでなくちゃ面白くない」リード許してから燃えた

後半、勝ち越しのトライを決めガッツポーズをする明大・伊藤耕太郎(左)=撮影・園田高夫
後半、東海大・林隆広の突進を二人がかりで止める明大の廣瀬雄也(中央)と児玉樹(下)=撮影・園田高夫
 後半、右中間にトライを決めた明大・伊藤耕太郎(撮影・園田高夫)
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 「ラグビー・全国大学選手権・準決勝、明大39-24東海大」(2日、国立競技場)

 明大が3大会ぶり14度目の悲願へ王手をかけた。

 前半12分、7人制日本代表のメンバーとして東京五輪に出場したWTB石田吉平(3年)が快足を生かし中央へトライ。同25分にも大外に展開されたパスを受けてインゴールへ飛び込んだ。

 同35分にもナンバー8大石康太(4年)がトライを決め、21-3のリードで折り返した。ただ、後半は開始2分、4分、14分と3連続トライを許し一時は21-24と逆転された。

 それでも、明大は崩れなかった。「準決勝はこうでなくちゃ面白くない。これでひっくり返したらもっと面白い。苦しい時間こそメイジ得意の時間」。主将がフィフティーンを鼓舞した。

 同24分にPGで確実に追いつくと、同26分にSO伊藤耕太郎(2年)が「初めての経験だった。自分でもびっくり」と22メートルライン付近から相手のタックルをはねのけ再びリードを奪うトライを決めた。その後もチームは得点を重ね、最終的には39-24と突き放した。

 神鳥裕之監督は「東海大さんの最後まであきらめない後半のタフな時間帯もしっかりと乗り切って流れを取り戻したことを自信に変えて、また次の決勝へ準備したい」と話した。

 決勝は今季の対抗戦で敗れた帝京大(対抗戦1位)が待ち受ける。飯沼は「細かいところで差がつくと思う。監督がおっしゃる凡事徹底、当たり前のことを当たり前にやる」と力を込めた。

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