冬季五輪開幕まで1カ月 小林陵侑W杯制覇、羽生結弦も順調 日本勢上り調子で北京へ
北京五輪は4日で開幕まで1カ月。ノルディックスキー・ジャンプで男子の小林陵侑(土屋ホーム)と女子の高梨沙羅(クラレ)が1日にそろってW杯を制すなど、日本勢は上り調子で本番へ突き進む。スノーボードのW杯では17歳の村瀬心椛(ムラサキスポーツ)が1日のスロープスタイル開幕戦で頂点に立った。
代表が出そろったスケート勢は、フィギュア男子の羽生結弦(ANA)が五輪3連覇を目指し、世界で誰も成功したことがないクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑む。スピード女子の高木美帆(日体大職)は1500メートルや2連覇が懸かる団体追い抜きなど5種目に出ることが決まった。
新型コロナ感染拡大防止のため厳戒態勢が敷かれる大会は準備が最終段階に入った。参加者のワクチン接種を事実上義務化。新変異株オミクロン株への懸念が高まる中、選手や関係者を外部と接触させない「バブル方式」を徹底させる。