北京五輪は予定通り開催へ IOCが確約 バッハ会長「あらゆる手を尽くす」
国際オリンピック委員会(IOC)は5日、各国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)とオンラインの会合を開き、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」感染拡大の影響が懸念される北京冬季五輪を2月4~20日に予定通り開催すると確約した。出席したスイスのNOCが明らかにした。同NOCによると延期の可能性もない。
感染が急拡大しており、IOCは「北京に向かう全ての参加者にとって、今が特に警戒すべき重要な時期だ」と指摘。バッハ会長も「選手の夢が出発数日前に奪われないように、われわれはあらゆる手を尽くさなければいけない」と強調した。
IOCは、検査で陽性となった無症状の選手や関係者について、24時間の間隔を置いた2度のPCR検査で陰性となり、新型コロナの症状も見られない場合は検疫を解除すると明らかにした。その後は1日2度の検査が課されるものの、隔離は不要で競技や練習を継続できるとした。