東海大大阪仰星 4大会ぶり6度目のV 薄田主将先制T!一度もリード許さず31点差圧勝

 雄たけびを上げて記念撮影(撮影・山口登)
 国学院栃木を下して優勝し、喜ぶ東海大大阪仰星フィフティーン(撮影・北村雅宏)
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 「全国高校ラグビー・決勝、東海大大阪仰星36-5国学院栃木」(8日、花園ラグビー場)

 東海大大阪仰星(大阪第2)が国学院栃木(栃木)に36-5で勝利し、4大会ぶり6度目の優勝を成し遂げた。前半6分にナンバー8薄田周希主将(3年)のトライで先制すると、一度もリードを許すことなく31点差で圧勝した。湯浅大智監督(40)は就任9年目で自身4度目の全国制覇となった。Bシードながら快進撃を続けた国学院栃木は頂点には届かなかった。

 大量リードで迎えた後半ロスタイム。東海大大阪仰星・湯浅監督が声をかけた。「基本の徹底!」。31点差の圧勝で頂をつかんだ。

 前半6分、薄田主将がタックルを浴びながらも猛進。「先制スコアが大切。トライを取って勢いに乗せたかった」。突破口を開くと、ペースを渡すことはなかった。

 成長を実感する1年となった。前回準々決勝・東福岡戦、引き分け抽選に涙をのんだ。花園を去る時、近藤翔耶前主将(現東海大)は後輩に言い残した。「湯浅先生を“疑う”必要がある」。

 監督の与えるメニューを当然のようにこなしていた選手に衝撃が走った。「クリティカル・シンキング」。批判的思考とも呼ばれる要素を導入。本当に正しいのか、おのおのが判断し、最適解を見つけ出すのだ。

 湯浅監督自身の変化もあった。「練習の意図やヒントを4分の3渡していたのを、3分の2に減らした。増えた余白は生徒が思考して構築していく」。順調に進んだわけではない。2月の近畿大会では選手の家族にコロナ陽性者が出たため準決勝で辞退。選抜大会では準決勝で東福岡に大敗した。それでも常に思考するチームは崩壊せず、花園に入ってからも成長を続けた。

 決勝前のミーティング、キックで圧力を与えるゲームプランを選手から提示するまでになった。自身4度目の全国制覇となる湯浅監督は胴上げを拒否。「監督を胴上げしない文化をここから作ろう」。名将は主役は選手だと強調した。新たな仰星を象徴する6度目の栄光となった。

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