内村航平が3月12日に“異例”の引退試合 最後に6種目挑戦「全身痛い体に鞭を打って」
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体操男子個人総合で、五輪・世界選手権を合わせ8連覇を成し遂げ、“絶対王者”の異名をとった内村航平(33)=ジョイカル=が14日、都内で引退会見を行い、3月12日に引退試合を行うことを明かした。
「今日、引退会見をやっていますけど、本来の引退は3月12日なんです。最後の舞台というのを東京体育館でやりたい」と、世界選手権で優勝を飾るなど思い出深い会場で行うことを発表した。その理由について、「今まで体操選手が引退するとき、引退試合、最後の舞台をやった選手がいなかったので、そういう場を自分で作ってやろうと」と明かした。
引退試合では東京五輪に向けて鉄棒に専念してきた内村だったが、最後の試合は個人総合に再挑戦する。「6種目やります。そこで全身痛い体に鞭をうって、やりたいと思います。他の選手も呼びたい。自分の最後をしっかりみていただいて最後にしようかなと思っています。6種目やることで、東京五輪代表になるより苦しいことをやるのかと憂鬱になってますけど、頑張りたい」と、決意を語った。