柔道・講道館杯、大会2日前に中止決定 コロナ欠場急増で代表選考公平性「困難」

 全日本柔道連盟(全柔連)は15日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で17、18日に予定していた講道館杯全日本柔道体重別選手権(山梨・小瀬スポーツ公園武道館)を中止すると発表した。出場選手の陽性者はわずかだったというものの、所属チームや練習拠点で感染者が発生したため欠場を余儀なくされるケースが急増したといい、大会2日前の異例の中止決定となった。別日程での開催については、大会の有無も含めて今後検討するという。

 大会2日前の急転直下の中止決定となった。全柔連によれば、大会出場選手の事前検査での陽性者はわずかだったというものの、各選手の練習拠点で感染者が発生するケースがここ2日で急増。全柔連のガイドラインでは、感染者が発生し活動中止となったチームに所属している選手や、その練習場所に日常的に出入りしていた選手は出場ができないため、大会開催が困難となった。

 今大会は今年8月の世界選手権(タシケント)の代表第1次選考をはじめ、各カテゴリーの強化選手を決める選考会も兼ねているため、公平性の担保が困難となった。

 全柔連を通じてコメントを発表した中里壮也専務理事は「新型コロナウイルスの再流行に伴い、出場選手が所属する柔道部が活動休止となる事態が多数発生し、多くの選手が欠場することとなり、強化選手選考ならびに世界選手権代表第1次選考という本大会の目的を公平な形で達することが困難であるため、開催を中止することとなりました」と説明した。

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