ラファエル・ナダル ジョコビッチ問題 うんざり「疲れた」
ジョコビッチが新型コロナウイルスのワクチン未接種でのオーストラリア入国を巡り、四大大会の全豪オープン出場の可否が取り沙汰されている問題に15日、ラファエル・ナダル(35)=スペイン=は「この状況には少し疲れた」とうんざりした様子だった。
ナダルはジョコビッチと並び、男子で四大大会最多20度の優勝を誇る。開幕を17日に控えた記者会見で「彼は史上最高の選手の1人だが大会そのものより大事な選手はいない。彼がプレーしなくても全豪は素晴らしい大会になる」と強調した。
地元オーストラリアのアレックス・デミノーは「人々は国境や自身を守るために努力している。入国したいのならワクチンを2度打つことだ」と批判的な意見を述べた。
オーストラリア公共放送ABC(電子版)によると、女子で四大大会通算7勝の元名選手ジュスティーヌ・エナンさん(ベルギー)は「オーストラリアのほとんどの人は彼にプレーしてほしくないということが証明された。プレーしない方がいい」と突き放した。