「全国都道府県対抗女子駅伝」（１６日、たけびしスタジアム京都発着＝９区間４２・１９５キロ）

　１区（６キロ）で注目された、東京五輪女子１５００ｍ８位入賞の田中希実（兵庫）を上回り、五島莉乃（石川）が１８分４１秒で区間賞を獲得した。

　スタート後から先頭で集団を引っ張った２人は１キロ過ぎで抜けだした。上りになる手前の３・８キロ手前で五島が仕掛けてスパート。そのままトップでタスキをつないだ。

　区間記録の１８分３９秒には、あと一歩及ばなかったが、好記録をマークした。中継したＮＨＫのインタビューには「チームのために恩返しができるように、という走りだけを心掛けていたので、タイムはあまり気にしていなかったのですが、いい記録で走れたので、すごくよかったと思います」など語った。

　田中は１８分５９秒で中継所に駆け込んだ。