福士加代子「誰も『抜け!』とは言わなかった」温かい応援に“泣き笑い”

手を振りゴールに向かう福士加代子=たけびしスタジアム京都(撮影・山口登)
ゴールし花束を贈られる福士加代子=たけびしスタジアム京都(撮影・山口登)
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 「全国都道府県対抗女子駅伝」(16日、たけびしスタジアム京都発着=9区間42・195キロ)

 青森代表のアンカーを務め、現役最後の駅伝を28位フィニッシュで終えた福士加代子(ワコール)は、走っている最中も表情こそ笑顔を見せながらも、涙ぐむような様子も見せていた。

 最終9区の10キロの道のりでは、本来なら控えるよう求められていたが、沿道で応援する人達の姿があった。そうした応援を受けた福士は「温かいレースでした」と振り返り、「誰も『抜け!』とは言わなかった」と語った。

 残すは30日の大阪ハーフマラソンのみ。今回で駅伝はラストとあって、「終わるんだなと(思った)」と、しみじみと思いを口にしていた。

 自身の走りとしては、たすきを受け取った時の25位から3つ順位を落とした。NHKの中継内でも「申し訳ございませんでした!」と語っていたが、「やばい。もうちょっと体をしめて、走れる状態にしないと。颯爽と走りたいけど(今日は)ドタドタでした」と福士節で表現していた。

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