大坂なおみ 7年連続1回戦突破 20歳新鋭に完勝「楽しいからここにいる」
「テニス・全豪オープン」(17日、メルボルン)
四大大会第1戦が開幕し、女子シングルスで2年連続3度目の優勝が懸かる世界ランク14位の第13シード、大坂なおみ(24)=フリー=が同50位のマリアカミラ・オソリオセラノ(コロンビア)に6-3、6-3でストレート勝ちし、7年連続で1回戦を突破した。2回戦は世界54位のマディソン・ブレングル(米国)と顔を合わせる。予選で敗れた日比野菜緒(ブラス)は故障による欠場者に代わって1回戦に出場して2-6、3-6で負け、男子シングルスは西岡良仁(ミキハウス)は1回戦で敗退した。
大坂が2連覇へ好発進した。初対戦の20歳を相手に第1セット、5ゲーム連取。第2セット終盤には強烈なリターンエースを決めるなど第9ゲームをブレークし、けりをつけた。「(大会前の)前哨戦ではプレーしたけど、グランドスラムの雰囲気はやっぱり違う」と笑みを浮かべた。
昨年9月の全米オープン敗退後の長期休養もあっただけに、四大大会での勝利は格別の様子。「オフに、またテニスがしたいと思えて戻りたくて戻った。以前の自分なら動揺するような状況もあったと思うけど、今はここにいたいし、楽しいからここにいる」。大きな拍手にラケットを振って応えた。