フェンシングの折れた剣を再利用 SDGsプロジェクト開始

 日本スポーツSDGs協会は19日、東京五輪フェンシング男子エペ団体で金メダルを獲得した見延和靖(ネクサス)が発起人となり、折れたフェンシングの剣の再利用プロジェクトを開始すると発表した。見延の出身地、福井県越前市で刃物などの材料を製造する「武生特殊鋼材」がナイフや包丁、メダルなどに加工する。協会は販売も視野に入れている。

 見延によると、フェンシングの剣はフランスやウクライナなど一部の国でしか製造されておらず、エペは1本3万~5万円と高価。早ければ1カ月程度で折れて廃棄処分となり「(競技を)始めた高校生の頃から、どうにかできないかと思っていた」と言う。

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