川村あんり キラキラ17歳北京五輪へ自信「金メダルを取りたい」

 オンラインで取材に応じる川村あんり
 鮮やかなエアを決める川村あんり(AP=共同)
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 全日本スキー連盟は19日、すでに発表していたジャンプ代表に続き、北京五輪代表に決定した46人を新たに発表した。フリースタイルの男女モーグル代表はオンラインで会見し、女子で今季W杯3勝をマークするなど絶好調の川村あんり(17)=日体大桜華高=、男子のエース、堀島行真(24)=トヨタ自動車=が金メダル獲得に自信をみせた。他種目ではともに過去2大会連続で銀メダルを獲得しているスノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢(TOKIOインカラミ)や、ノルディック複合男子の渡部暁斗(北野建設)らが順当に選出された。

 初の夢舞台を前にしても、飛ぶ鳥を落とす勢いのシンデレラガールが臆することはない。五輪代表として会見に臨んだ川村は「うれしいです!モーグルを始めたときから、五輪はずっと憧れていた。4年に一度しかない、ずっと憧れていた大会。楽しみな方が大きい。自信はあります」と、満面の笑みで意気込みを語った。

 15歳だった19年にW杯デビュー。開幕戦でいきなり2位に入り、将来を嘱望された。今季は鋭さを増したターンで、昨年12月のW杯第2戦で初優勝を飾ると、ここまで3勝を挙げた。直前の米ディアバレーでのW杯第9戦では平昌五輪女王のラフォン(フランス)を破って優勝し、W杯総合首位を奪還。「今までは緊張で足が動かなくなることがあったけど、今は本当に自分の滑りに自信を持って滑れている。体から(スキー)板まで全部思っている通りに動く感覚がある」と話す覚醒ぶりで優勝候補に躍り出た。

 「アイドルだった」と話す5大会連続五輪出場の上村愛子に憧れて、競技に打ち込んできた女子高生モーグラー。98年長野五輪の里谷多英以来となる金メダルへ「メダルを取りたいなと思います。金メダルを」。キラキラした瞳で頂点を見据えた。

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