三浦佳生が3位発進 足ガクガク?「生まれたての子鹿のよう」初の主要国際大会
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(21日、タリン)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、初出場の2人が健闘した。16歳の三浦佳生(かお・目黒日大高)は88・37点で3位、三宅星南(せな・19)=関大=は79・67点で5位発進した。
三浦は、冒頭の4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプは後半が2回転となったが、大きな減点などなく演技をまとめ、初の主要国際大会ながら堂々の3位発進。「まず、すごいホッとしている」と胸をなで下ろした。
「初めてのISU(国際スケート連盟)チャンピオンシップなので、足がガクガクで緊張して。生まれたての子鹿のような足だった」と言うが「なんとかまとめることができた。やってきたことが間違っていなかったなと」とにっこり。「順位の目標はないけど、やっぱり世界に自分を見せつけるチャンス。自分らしさを大事にしつつ、出し過ぎると暴れてしまうので。できることを、いい加減で頑張る」と話した。
三宅は3つのジャンプを全て着氷。全日本選手権では同様の構成で臨んだSPが90・52点だっただけに、浮かない表情で「大幅に下がったので、ちょっと残念な部分がある」としたが「世界の大会に出ていなくて名前も知られていないと思うので、今回の大会で名前を知ってもらえるように頑張りたい」とフリーを見据えた。
友野一希(23)=セントラルスポーツ=は97・10点で2位につけた。