友野一希が1・86点差のSP2位「初めて優勝を目指したい気持ちで取り組んできた」
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(21日、タリン)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、友野一希(23)=セントラルスポーツ=は97・10点で2位発進した。首位は98・96点の車俊煥(韓国)。16歳の三浦佳生(かお・目黒日大高)は88・37点で3位、三宅星南(せな・19)=関大=は79・67点で5位につけた。
冒頭の4回転-3回転の連続ジャンプなど、大きなミスなく演じきった友野は、演技を終えると右手でガッツポーズ。「この緊張感の中で合格点の演技ができた。落ち着いて演技ができたことに対して、シンプルにうれしい気持ちだった」と振り返った。
「いい練習ができていたし、気持ち的にも、それが自信につながって自分の演技ができたんだと思う」と友野。
今季は11月のGPロシア杯で3位入賞。昨年末の全日本選手権(5位)を経て「五輪に出るような3人はどの試合に出ても1番になる選手。そこにいかないと戦えない」と思ったという。
「全日本に向けて、自分の全てを注ぐ気持ちで練習したので、モチベーションの維持が難しかった」というが「初めて自分の中で優勝を目指したい気持ちで取り組んできた」。技術点は全選手最高点を獲得しており、首位とはわずか1・86点差につける。「どんどん上を目指したい」と力強く語った。