大坂なおみ 大会2連覇ならず 競り負けるもメンタル面成長「楽しかった」
「テニス・全豪オープン」(21日、メルボルン)
女子シングルス3回戦で世界ランキング14位の大坂なおみ(24)=フリー=が同60位のアマンダ・アニシモバ(米国)に6-4、3-6、6-7で敗れ、大会2連覇を逃した。世界1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)は4回戦に進んだ。女子ダブルス2回戦は第2シードの青山修子(近藤乳業)柴原瑛菜(橋本総業)組がリゼット・カブレラ、プリシラ・ホン組(オーストラリア)を6-3、6-2で破り、3回戦に進んだ。
初対戦の20歳に競り負け、大坂の2年連続優勝の夢がついえた。第3セットは5-4で迎えた第10ゲームで2度のマッチポイントを決め切れなかった。10点先取のタイブレークは1ポイント目をミニブレークされ、劣勢のまま最後はサービスエースに屈した。
第2セットは相手の強打に押され、今大会初めてセットを失った。流れを取り戻せないまま2時間15分の戦いを終えたが「ハイレベルな試合で楽しかった」と振り返った。
昨年9月の全米オープン敗退後に長期休養。心身をリフレッシュして戻ってきた四大大会の舞台で、随所に持ち味の強烈なショットを披露した。いら立つ場面も少なく「自分には大きなステップで誇りに思う」。記者会見での穏やかな笑顔にメンタル面の成長を示した。