横綱審議委員会 元自民副総裁の高村氏が新委員長 朝乃山の処分には再考望む意見も
横綱審議委員会の定例会が24日、都内で行われ、矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)が同日付で委員も退任し、元自民党副総裁の高村正彦委員(79)が新委員長に就任した。
初場所について矢野委員長は、優勝して大関昇進を確実にした御嶽海を「相撲界に新しい風が吹いてくるということ。ぜひ今後に期待したい」と称賛。横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)には、古傷の両膝の状態を心配する声が上がったといい「体調を整えてもらえれば」と気遣った。
また、6場所出場停止処分中で元大関の十両朝乃山(高砂)の状態を八角理事長(元横綱北勝海)に尋ねたことも明かし、処分について「再考の余地があるなら、再考してもらいたい」との意見があったと紹介。日本相撲協会は軽減を否定した上で稽古に励んでいることを報告した。