張本智和、ゼッケン忘れ手書き?快勝も試合開始遅れて陳謝「おわび申し上げたい」

 手書きのゼッケンを身につけ、早田ひな(手前左)と話す張本智和(同右)=撮影・西岡正
 手書きのゼッケンを身につけ、早田ひな(左)と話す張本智和(撮影・西岡正)
 第3セット、レシーブを返す早田ひな(右は張本智和)=撮影・西岡正
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 「卓球・全日本選手権」(25日、東京体育館)

 混合ダブルス3回戦が行われ、世界選手権銀メダルの張本智和(木下グループ)早田ひな(日本生命)組は、堀大志(岐阜信用金庫)竹本朋世(十六銀行)組を3-1で下し、16強入りした。試合前には、張本がゼッケンを宿舎に忘れていまい、開始が遅れる珍事もあった。

 試合開始時刻になってもなかなか姿を現さなかった張本、早田の“はりひなペア”。ようやくコートに登場すると、張本の背中には手書きで名前が書かれたとみられるゼッケンが。2回戦から約4時間のインターバルがあったため、張本は一度ホテルに戻ったといい、「おそらく部屋に忘れてしまった。(試合開始が遅れてしまい)対戦相手の選手、早田選手、審判の方におわびを申し上げたい」と、ばつが悪そうに陳謝した。

 4年ぶりの東京開催で、昨夏の東京五輪で戦った会場に戻ってきた。うっかりミスもあったが、今大会最初の混合ダブルスで2試合を勝ち進み、日本代表の底力を発揮。「なかなか全日本の雰囲気に慣れなかったが、最低限あしたにはつなげられたので、徐々にいいプレーをしたい」。

 張本にとっては4年ぶりのシングルス制覇をはじめ、出場3種目での3冠が懸かる。「全日本では良い思い出も、悪い思い出もたくさんある。ここ数年は大阪(開催)でいい思い出を残すことができなかったが、東京では(史上最年少優勝を果たしたという)ジンクスも味方に付けて、実力以上のものを発揮できればいい」と爆発を誓った。

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