アルペン湯浅引退「やり切った」 06年トリノ五輪入賞

 アルペンスキーの日本選手でただ一人、冬季五輪入賞とワールドカップ(W杯)のメダル獲得を達成した男子の湯浅直樹(38)=シーハイルアカデミー=が27日、東京都内で会見して今季限りでの引退を発表し「心からやり切ったと、全力で戦ったと胸を張って言える」と感慨に浸った。

 初出場した2006年トリノ五輪の回転で7位と健闘し、4位だった皆川賢太郎と日本勢50年ぶりの入賞。W杯では12年12月に3位に入り、日本選手では5人目の表彰台に立った。だが度重なる大けがに悩まされ、19年には左膝に人工関節を入れる手術も。今季途中に「限界に達した」と第一線を退く決断をしたという。

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