石川佳純、前回5年ぶりVのシングルスで辛勝発進「初戦はやっぱり難しい」

 シングルス初戦を突破した石川佳純(撮影・高石航平)
 シングルス初戦を突破した石川佳純(撮影・高石航平)
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 「卓球・全日本選手権」(27日、東京体育館)

 女子シングルス4回戦が行われ、スーパーシードの有力選手が初登場した。前回覇者で東京五輪団体銀メダルの石川佳純(28)=全農=は、玉石幸穂(エクセディ)を4-2で下し。5回戦に進んだ。

 昨年大会で5年ぶりに頂点に返り咲いた石川は、初戦でやや苦戦を強いられた。第1ゲームを先取したが、第2、第3ゲームは失点を重ねて落として劣勢に。ただ、第4ゲーム以降は再び主導権を握り返し、3ゲーム連取で逆転勝ちした。

 「初戦はやっぱり難しさがある。相手もすごくいいプレーをしていた」と実感を込めた前回女王。ただ、百戦錬磨の地力を見せつけ、「すごく苦しい展開だったが、後半はサーブ、レシーブで工夫することができた」と汗を拭った。

 昨夏の東京五輪を経て臨む全日本選手権に「気持ちとしてはリラックスして臨めている。前回(昨年)もいい精神状態だったので優勝できたが、今回も精神状態はいい。全日本という大会を全力で戦うことを意識して準備してきた」と自然体を強調。通算6度目の優勝も懸かるが、「1戦1戦、目の前の試合を全力で勝っていくことで優勝につながればいい」と語った。

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